4年ほど使用したスズキのアドレスV50のセルスターターが作動しないということで修理車が入庫しました。
ストップランプも点灯しないということだったので、ストップランプスイッチを疑いましたが、こちらはテール球の接触不良で単独の不具合でした。
バッテリーは、電圧も問題なくクロスチェックで他の車両では作動する事も確認しました。
スターターリレーはカチカチと音がなっているので作動していると思われました。
なのでリレーのカプラー部のスターターの配線を直結してみたところ、モーターは作動しませんでしたのでセルモーターの不具合だと判断しました。
お客様にはセルモーターの交換が必要で修理費用は少し高額になることを連絡を入れ了解を得てから、次の作業に取り掛かりました。
とりあえずセルモーターを取り外してみてダイレクトにバッテリーを接続してみると問題無くモーターは回りました。
よくよく調べてみると、セルモーターとメインのワイヤーハーネスをつなぐサブハーネスの導通がありませんでした。
これを新品に取り替えてバッチリセルモーターの作動は回復しました。
念のためこのサブハーネスのどの部分で断線しているかを調べてみました。
ハーネスを覆っている絶縁カバーを切って取り外す。
怪しいのは、不自然に折れ曲がっているこの部分。
切り裂いて確認してみるが曲がっている部分に断線は見られない。
ただ、そのさらに先の部分を手で触った感触がフニャフニャだったのでさらに切り裂いてみると
モーターに接続するターミナルの根元で断線していました。
次回の為の参考になりました。
おきゃ様にも、当初の予定よりお安く修理する事が出来ました。
・・・佐竹田