納車後1ヶ月で走行中にエンスト後、再始動不可ということで入庫。
キックペダルを踏んだ感触は、明らかに圧縮不良。
コンプレッションテスターにて何度か測定すると5kgf/cm2~7kgf/cm2と低い。
ちょっと早すぎるが、よくあるバルブへのカーボン噛みか?と思いつつシリンダーヘッドの分解整備にとりかかる。
燃焼室内は、綺麗だが排気ポート内は真っ黒です。
整備完了後、圧縮は12kgf/cm2に回復したがエンジンは始動しない。
プラグを確認すると、わずか5秒程度のクランキングを行っただけで、ガソリンでビチョビチョだ。
インジェクターからの噴射量が多すぎるのかと思い確認すると、クランキングをする前に、メインスイッチをONにしただけでガソリンが噴射された。
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インジェクターが閉じきっていなかったようです。
故に混合気が濃すぎる為、カーボンが発生しやすい状況にあったようで、主原因はインジェクターでした。
インジェクター交換後は一発始動でした。