4ストローク機関が主流になった現代ですが、4ストローク特有の問題点がありますね。
昨日、エンジン始動不可として入庫した車両は、平成19年式CA45A型スズキのレッツ4G
走行距離は 2917km 前回のオイル交換は平成22年9月 走行距離は1200km時です。
当店では6ヵ月毎のオイル交換をお勧めしていますので、1年弱オーバーしていることになります。
とりあえずキックペダルを踏んでみると、明らかにスカスカで抵抗がなく圧縮不良です。
コンプレッションゲージで計ってみました。
6kgf/cm2とあきらかにひくいです。
燃料の燃焼時に発生したカーボンがバルブとバルブシート部に堆積しバルブが閉じきらず圧縮不良に至るのです。
プラグ穴やインテークよりワコーズのエンジンコンディショナーを注入
とりあえず、エンジンが始動する状態になりました。
再度、コンプレッションゲージで圧縮を測定
12kgf/cm2まで回復しましたね。
最後にガソリンタンク内にカーボンクリーナーを添加して、整備は完了です。
以上でお客様に、お引渡しして様子を見ながら乗っていただくことになりますが、再度不調が発生するようですと、エンジンのオーバーホールが必要となります。
先にも書きましたように当店で購入された、お客様には6ヶ月毎のオイル交換をお勧めしていますが、そのオイル交換時と新車お引渡し前に、このカーボンクリーナーをサービスで添加させていただいております。
トラブルの未然防止の為にも、オイル交換時期をしっかりお守りいただき当店へご来店いただきますよう、よろしくお願いいたします。
0 件のコメント:
コメントを投稿